12月6、7日の2日間、横浜にてマレーシアのフードフェスティバルが開催されました。
主催はMATRADE(マレーシア貿易開発公社)。世界中で開催されている“マレーシアキッチンプログラム”の一貫で、日本で「マレーシアの食」だけをテーマに掲げたフェスティバルは初めてのこと!
多くの人が横浜の会場に訪れ、朝11時のスタート時点ですでに、マレーシア料理の出店には長蛇の列。あまりにも予想を上回る来場者数で、1日目のお昼ごろには早くも用意していた料理が売り切れ、というハプニングも! 「こんなに人が来るとは思っていなかった!」と、出店を担当するマレーシア人シェフは、焦りながらもうれしそう。
イベント会場は、中央にテーブルと椅子が用意されていて、ナシレマ、ミーゴレン、ブリヤニなど、食べたい料理を自分で買って食べるスタイル。まさにマレーシアのホッカーセンターです! 日本に住むマレーシア人も多数訪れ、故郷の味を楽しんでいる姿を見ていたら、恋しいマレーシアに瞬間移動をした気分になりました。
また、イベントも盛りだくさん。民族舞踊ショー、バティック体験、トライショー撮影、ロティチャナイのパフォーマンス、そしてクッキングクラスまで!
なかでも、ロティチャナイのクッキングクラスは大いに盛り上がりました。ペナン出身のロティチャナイ・チャンピオン、ファジルさんから直々に教えてもらえるなんて!こんなに機会はめったにないですからね~。
マレーシアごはんの会では、1日1回、特別クラスを開催させていただき、通常のロティチャナイにバナナとサディンを入れるアレンジバージョンを習いました。油を手にたっぷりつけて、手首のスナップをきかせながら、生地を極薄に伸ばし、中に具を挟みます。とろっとろに溶けた甘いバナナが包まれたロティと、アグロマス社のサディン缶入りロティのとっても美味なこと!これぞまさにマレーシアのロティチャナイ屋台で食べていた味!日本で食べられるなんて!あぁ感激。
こうやって、あっという間にワクワクした2日間は過ぎました。マレーシア料理を多くの人に味わってもらえて、また、マレーシアという国の食文化を体感していただけて、とてもうれしい。
それに、マレーシア人のシェフ軍団やスタッフの方の明るい笑顔とかけ声で、会場がとてもマレーシアらしくて。マレーシアという国はイベントに向いているな、と実感した次第。
代々木公園のタイフェス来場者30万人にはまだまだ及びませんが、このイベントが日本でのマレーシア認知度アップの大きな一歩になったことは間違いありません。
マレーシア、日本でもボレ~!と心から思った素敵な2日間でした。